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覚醒剤所持で無罪判決 「警察か第三者の可能性」と判断?  名古屋地裁

 名古屋地裁は2010年01月26日、乗用車内で覚せい剤を所持したとして覚せい剤取締法違反の罪に問われた北九州市若松区の無職の男性(36)に無罪(求刑懲役3年6月)を言い渡した。 

 男性は平成20年9月14日、名古屋市南区の路上で駐車中、愛知県警捜査員の職務質問を受け、その場に車を放置して逃走。

 県警は南署で車を保管し、10日後に捜索して覚せい剤約0・03グラムを発見したとしていた。
弁護側は「逃走中に男性以外の者が車内に覚せい剤を入れた」と無罪を主張。

 裁判官は判決で「警察、または警察以外の第三者が車内に入れた可能性を否定できない」と、無罪にした。