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小児全員に対するB型肝炎ワクチン接種の世界的進捗状況、2003年−WHO

(Vol.25 p 15-15)

1992年にWHOは、1997年までにすべての国において小児予防接種スケジュールにB型肝炎ワクチン接種を導入するという目標を設定した。2001年には、WHOの加盟国191カ国中124カ国(65%)が乳児または小児全員に対するB型肝炎ワクチン接種を導入した。WHO地域別では、西太平洋地域が65%、アメリカ地域が58%、ヨーロッパ地域が45%、東地中海地域が41%、東南アジア地域が9%、アフリカ地域が6%である。これにより、世界の1歳未満小児のうち32%が3回のB型肝炎ワクチン接種を受けることができたと推定される。

2003年5月時点では、WHO加盟国192カ国のうち151カ国が、乳児または小児全員に対するB型肝炎ワクチン接種を導入している。そのうち76カ国では、出生直後1回目のワクチン接種を行っている。

世界的な目標は、2007年までにすべての国が乳児または小児全員に対するB型肝炎ワクチン接種を導入し、2010年までに、小児に対するB型肝炎ワクチンの3回接種率を90%までにすることである。

(WHO, WER, 78, No.42, 366-370, 2003)