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訂正とお詫び

 佐賀県のフッ素洗口率は、全国でトップで、むし歯の数は全国で4番目に少ない県です。

下記の表現は誤っていました。2013-06-12修正
おめでとう 日本一むし歯が少ない佐賀県

 学校等でむし歯予防にフッ素(NaF)を溶かした水でブクブクうがいするフッ素洗口法で佐賀県は今年日本で一番むし歯が少ない県(12歳児)になりました。

 今までは、1970年に日本で最初にフッ素洗口を開始した新潟県が日本一を保っていましたが、佐賀県がそれを今年上回りました。

 むし歯予防にフッ素を効率的に利用すると、むし歯が8割以上減少する事が証明されています。韓国や香港、豪州、米国などの水道の普及率のいい国は水道水にフッ素を添加し、水道の普及率が悪いスイスや南米などは、食塩にフッ素を添加してむし歯を予防しています。日本でも身近なものにフッ素入り歯磨剤がありますが、歯磨した後に、フッ素がうがいの水と一緒に流されるので、フッ素洗口に比べて格段にむし歯予防効果は少なくなります。(ですからフッ素入り歯磨剤を利用した後はあまりうがいしない方が効果的です。)

 犬や猫などの動物は歯磨をしませんが、むし歯や歯垢がありません。これは砂糖を食べないからです。

 人類が砂糖を頻繁に食べるようになった時からむし歯で人類は苦しみました。そのむし歯を予防する方法をWHO(世界保健機関)は1969年に発表しました。その方法を用いて佐賀県は全国で最もむし歯の少ない県になりました。これからもフッ素を利用してむし歯を防ぎ、生涯自分の歯で食べれる喜びを!



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フッ素洗口、佐賀県が日本一 12歳児の虫歯率も急速に減る

J-CASTニュース2012年 11月14日(水)13時52分配信



虫歯予防の有力な手段として、学童が学校でフッソ水でうがいをするフッ素洗口が全国的に広がり、2012年3月では89万人に達した。小学校では1970年に始めた新潟県が長く日本一を保ってきたが、2008年以降は佐賀県がトップになっている。2012年10月28日、私は同県鳥栖市で開かれた公開の健康講座に参加し、初めてそのことを知って驚いた。

■厚生省もガイドラインつくって推進

発表したのは佐賀県のアドバイザー役も担ってきた境脩・福岡歯科大学名誉教授 (予防歯科学) 。同県の小学校は1999年頃にスタートしたが年々増え、2007年には137校36219
人と児童の過半数を超え、2011年には166校45449人になった。これは児童数の96%にあたる。

一方、12歳児の一人平均虫歯数は、2006年度は1.7本で47都道府県の29位だったが、2010年度は1.0本で、9位。1位の新潟県は0.8本だった。境さんは「新潟県の洗口率は80%で止まっており、数年以内に佐賀県が全国一になる」との見通しを語った。これは結果的にフッ素洗口の効果を示す証拠になる。