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フッ素(NaF)を利用する事によって、歯の神経を取らないで虫歯治療が出来る場合があります。

 歯には神経(血管)があります。この神経(血管)は歯に栄養を与えています。
歯の神経(血管)を取ると歯の寿命が著しく短くなります。
下記以外の症例集
2008年08月18日:初診

44番の隣接面カリエス

主訴:歯がしみる。

下記:同部の拡大

虫歯(軟化象牙質)が大きく深いので
むし歯をすべて除去すると、神経(露髄)する
可能性が大きい。

神経を取らないでいいようにフッ素洗口(NaF)
を指示。

目的
第二象牙質の促進と虫歯の回復。
左上のレントゲン写真のイラスト

歯と歯の間の虫歯のため、レントゲンでないと
発見出来ない。
フッ素洗口をすると、歯のしみが取れて良好。その後、来院されなくなりました。
それから3年7ヶ月後、歯がかけたと来院。

←同部のレントゲン写真

虫歯が神経まで進行しているように見えますが、
無麻酔下で完全に虫歯に除去しても
露髄せず、神経が第二象牙質で完全に
覆われています。
神経の部分の酸処理(エッチング)の影響を
避けるため、念のため、覆罩(ふくとう)して
レジンにて土台(レジンコア)を作り
形成して仮歯(テック)を作ります。
上記のレントゲン写真。

神経もとらずに、治療が出来ます。