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フッ素欠乏症の研究

 私は20年以上前(1990年以前)に、フッ素がない状態で、哺乳類がまともに育つかどうかの研究をしようとした人と話をした事があります。

 フッ素がない哺乳類を作るには、えさとなる農作物を作らないといけません。
土壌には、数百ppmのフッ素が含まれるので、フッ素が含まれない土壌を作らなければなりません。(今では水栽培の技術があるので可能でしょう)

 この土壌を作るのに、大変な時間と労力と費用がかかります。
この研究の計画を、教授へ出した所、
「かりにこの研究が成功しても、フッ素が摂取できない状態は、地球上に住む限り、ありえない事だから、そんな意味のない研究に貴重な予算は出せない」との事で、実験は出来なかったそうです。