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佐賀新聞に、むし歯予防に使うフッ素は危険だから、ベルギー、フランス、オーストリア政府は、
今では反対です。という記事が投稿されました。しかし、この記事はでたらめでした。

わが子はフッ素洗口させず

佐賀新聞:掲載日2009年09月16日

 佐賀市 江川祐子(42)

 私は子どもが小学生の間、フッ素洗口をさせませんでした。毎年配布される親の同意書に「いいえ」に○と押印しました。

 「フッ素は誤って飲み込んだとき、胃酸と反応して危険なフッ化水素というものに変化する」と、友達が教えてくれました。自分で調べた結果も、虫歯予防のためにはなっても、するべきことではないと判断しました。ベルギー、フランス、オーストリア政府も、今ではフッ素反対です。

 今や、予防接種も個別接種の時代です。個人個人の体調や疾患、免疫状態を考慮してのことなら、フッ素も同じだと思います。たとえ安全基準値内の濃度であっても、個人差があるはずです。しかし、学校からの案内だと保護者は安心します。ほとんど無意識に○をつけます。説明会もフッ素推進のお話ですから、疑問を持ちません。未来の子どもたちに責任の持てる議論をしたいものです。


上記記事に対する佐賀県の回答です。

お答えします フッ素で虫歯予防安全で各国が推進

佐賀新聞:掲載日2009年10月30日


 フッ化物(フッ素)による虫歯予防は、世界保健機関(WHO)をはじめ、厚生労働省、日本歯科医師会や専門学会が推奨しており、実際に世界の多くの国々で取り組まれています。本欄にありましたベルギー、フランスなどのヨーロッパ諸国でも実施されています。

 県でも、安全で効果的なフッ化物を利用した虫歯予防に取り組んでいます。
 保育所・幼稚園や小中学校ではフッ化物洗口を、家庭ではフッ化物入り歯みがき剤を、そして、歯医者さんでの定期的なフッ化物塗布などで、ライフスタイルに合わせて利用することができます。
 特に、フッ化物洗口はその効果や持続性から公衆衛生的にとても優れており、昨年度は県内446の施設で、5万9044人の方が実施しています。

 今後とも、歯科医師会や歯科衛生士会と協力して、フッ化物による虫歯予防に関する正しい情報を提供してまいります。

 フッ化物を利用して、8020(ハチマルニイマル=80歳で20本の歯を維持すること)を達成し、生涯を通じて健康で豊かな食生活を楽しみましょう。(佐賀県健康増進課)