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海岸のごみ、たばこ4分の1と最多
米団体、68カ国で回収

 米国の環境保護団体オーシャン・コンサーバンシーなどは07年08月4日までに、日本や米国、ニュージーランドなど世界68カ国の海岸などで06年9月から10月ごろにかけて実施した清掃キャンペーンで約800万個のごみを回収し、フィルターを含むたばこの吸い殻が全体の約4分の1と最多だったと公表、プラスチックごみなどで生物に深刻な被害が出ていると警告した。

 清掃の際、各国で計約1100の生き物が釣り具に絡まるなどした状態で見つかり、ほとんどは死んでいたという。

 日本の窓口の「クリーンアップ全国事務局」によると、国内では約200カ所の海岸で計約21万個のごみを回収。世界的な傾向と同様に吸い殻が最も多かった。同事務局の小島あずささんは「過疎化でごみ回収のボランティア確保が困難な地域も多い。ごみになる商品に費用を上乗せする制度で基金をつくり、回収に充てることも検討すべきだ」と話している。〔共同〕