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<IHI爆発事故>ライターとたばこ発見 愛知県警
2007年8月8日14時20分配信 毎日新聞

 愛知県知多市北浜町のIHI(旧・石川島播磨重工業)愛知工場で6日、作業員6人が死傷した爆事故で、爆発のあった大型運搬船内の隔壁の外側付近で、持ち込みが厳禁されている複数のライターと数本のたばこが発見されていたことが8日、分かった。県警捜査1課と知多署は爆発との関連を慎重に調べている。

 調べによると、爆発は船体内を区切っている隔壁の内部で起きたとみられるが、ライターなどは隔壁の外側の船底で見つかった。6人が隔壁内部で壁の塗装作業に使っていた塗料は引火性で、揮発して爆発を起こす可能性があることから、現場は労働安全衛生法で火気の使用が禁止されている。IHI側は6日夜、「現場責任者が火気の持ち込みの有無を確認しているが、事故当日に確認をしていたかは不明」などと説明していた。

現場からライターなどが発見されたことについて、IHI広報室(東京)は「コメントできない」などと話している。

2015年12月24日:死亡された遺族の依頼により報道された故人の実名の部分の記事を削除しました。改めてご冥福をお祈りします。