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親の喫煙が子供を危険にさらす！ 受動喫煙が引き起こす免疫障害 2008年06月02日

http://www.japanjournals.com/dailynews/080602/news080602_2.html

　乳児期にタバコの副流煙にさらされた子供は、免疫力が低下して、のちに深刻な健康障害を起こすことが、タバコの害を研究する学術誌「Tobacco Control」によるウェブサイトで発表された。それによると、乳児は外部からの影響に弱く、未熟児では特に抵抗力が弱いとされる。こうした不安定な時期に、タバコの煙を間接的にでも吸ってしまうと免疫力が弱まり、近い将来に敗血症や髄膜炎など命に関わるような感染症にかかる危険性が高まるとしている。

　1997年の4月から5月の間に生まれた子供7,402人を対象に行った調査では、生後3ヵ月くらいまでに9フィート（約2.7メートル）以内でタバコを吸う人がいた場合、赤ちゃんの3人に1人が1歳の誕生日を迎えるまでに医者にかかる羽目になるという。また、生後6ヵ月までに副流煙にさらされた子供は、副流煙にさらされなかった子供に比べ、8歳までに何らかの感染症にかかる割合が45％高いとされる。

　さらに、未熟児として産まれた赤ちゃんの場合、副流煙にさらされた子供は、さらされなかった子供より、8歳までに敗血症や髄膜炎、呼吸器系の病気にかかる割合が75％も高いという。